0079.3.13
さて、整備整備っと。 な、ななな、何だこりゃ!!? 戦車か?いや、モビルスーツなのか。
ああ、マリア少尉、ちょうど良い所にきた。
艦長、何ですかこれは?
連邦軍が最初に開発したモビルスーツ、RX-75ガンタンクだ。
モビルスーツたって、戦車に上半身くっつけただけじゃないですか。 こんな古い物を・・・酸素欠乏症になっt
なってねーよ!! まあいいからこの資料を見ろ。
す、すごい! 見かけによらず性能が!!
そうなんだ。 なので我が隊でも試してみようと思ってな。
こいつのキャノン砲ならザクなんか一撃だぜ! こいつはシャーリーかイドリスに?
ま、当たればな。 だが、命中精度に問題があるので、いくらシャーリーといえども無駄弾を撃つ羽目になる。
じゃあ何のために? こいつは遠距離支援用に開発されたんだろ?
ああ、だが使うのは現場の我々だ。 資料をよく見ろ、ムダに装甲だけは厚いんだ。
じゃあ、盾に使うってのか。 いよいよレイラもモビルスーツデビューか!
いや、我が隊のミデアにこいつを積むにはジムを1機降ろさねばならん。
ああ、確かに。
さっき「良い所にきた」と言っただろ?
えっ?
資料も読んだよな?
ああっ!? 私が乗るのか!!?
そういうことだ。 さっきコンピュータで計算した所、マリアが乗ればジムの時より命中率が10%上がると出た。
《キュピーン》敵のだろ?
よくわかったな。
機動性無さそうだもんな。
ま、そういう事だ。
じゃあ私は先頭に立って敵の攻撃を引きつければいいんだな。
よろしく頼む。
了解。